組子の種類

組子を使った建具は、美しさと豪華さを兼ね備えていながら、場に合った一品は決して嫌味さをもたず、むしろ安らぎを与えてくれる。基本を忠実に取得した職人が場に合ったデザインを木の特徴を活かしながら独自に考案し究極のオンリーワン建具を造りだす。

三つ組手

水平の線に斜め菱を組み合わせた文様で、葉物組子の地組に使用される基本的な組子になります。

角麻

四角い枡格子の中に縁起の良い麻文様を埋め込んだデザインです。

麻の葉

正六角形を基礎にした幾何学文様で、形が麻の葉に似ていることからこう呼ばれます。 その美しいデザインは建築、ファッション、グラフィックデザインまで日本を代表する和風文様として浸透しています。

胡麻

古来の日本ではどこにでも、胡麻柄が普段の生活の身近な和風デザインとして組子欄間の中にも取り入れられました。

桜 

日本人が桜に抱く情や美意識は建築の中にも取り入れられ、 華のある装飾性の高い和風デザインは数多い組子の中でも人気のある組子デザインです。

蜀江

しょっこうと読みます。江は中国の蜀の首都を流れる河で、この地域は良質の絹織物「蜀江綿」がもてはやされました。 「蜀江錦」には八角形と四角形をつないだ文様が豊富に織り出されており、この文様自体を「蜀江文様」と呼ぶようになりました。 日本最古の建築物・法隆寺伝来の宝物にも蜀江文様が見られ、日本とゆかりのあるデザインでもあります。

紗綾形くずし

紗綾形とは、中国の明から日本へ輸入された紗綾(さや)という絹織物に使われた文様です。 日本では桃山時代頃から染物の地文様、建築の和風装飾などに用いられました。 端正で品格のある雰囲気から皇族、武家に好まれた文様でもあります。

井筒割菱

井戸の地上部分に設けた方形の囲みを図案化した和風文様で、井桁(いげた)と表現することもあります。

三重菱

3本の組子を1セットにして木を編み込むように組み付けします。

千本格子

繊細な潔さの中に日本の美意識が凝縮されており 飽きのこない組子意匠として住宅用引き戸、組子欄間の定番デザインです。

枡格子

細かい格子は粋・上品を表すとされ、 無駄のない縦・横のシンプルなフォルムは和風洋風の空間問わず溶け込みます。 目隠し用途の間仕切りや衝立などにも多く使用されます。